マナミです。
最近、SNSでLINEスタンプクリエイターの方の書き込みをみることが多いです。その中で「AIでLINEスタンプを作る人が増えると、手描きクリエイターのスタンプが埋もれてしまう。AIのスタンプを見るとモヤモヤする」といった投稿をよく見かけます。
でも、私はこれに対して「そうかな・・・??」とちょっと疑問に思ってます。
もともとLINEスタンプは毎日大量に販売開始されている
確かにAIを使ってLINEスタンプを作る人が増えてきてますし、そのスピードや量は凄まじいですよね。実際にAIの影響でスタンプが量産されているということ、そしてスピードが速いということは事実としてあると思います。
LINEスタンプはプレミアム対象スタンプ(サブスク利用者のための使い放題スタンプ)だけでも1,500万セットが存在しています。

AIが登場する前から、すでに大量にあるんですよね。
だから「埋もれる」という問題はAIが原因ではなくて、もともとそういう世界なんです。毎日毎日新しいLINEスタンプが販売開始されているわけです。AIの影響で加速してはいますけどね。
そして、AIで作るクリエイターさんも、条件は手描きの人と同じ。大量のスタンプの中から見つけてもらうのは、誰にとっても難しい。
むしろ今は手描きの「AIじゃない感じ」が逆に注目される要素になっていると感じます。
▼人気ランキング上位のスタンプ

AIを使っているかいないかに関わらず、最近は「おすすめに出てきたから使う」というレコメンドが主流になっていて、LINE側のアルゴリズムが働いています。
実際、私のスタンプを知っているという方にSNSで出会ったことがあるんですけれども、「おすすめに出たから使いました」とおっしゃっていました。やっぱり検索・購入して使うものではなくなってきています。
おすすめに表示されて、自分の普段使っているメッセージやLINEスタンプの雰囲気に近いから選んだ・・・という、そうした販路が今は多いんですよね。
このアルゴリズムをどうハックするかということに関しては、とても難しいので、私もまだいろいろと調べたり情報を集めているところです。
まずは「身近な10人」に確実に届けよう
アルゴリズムをハックするよりかは、まず少なくとも確実に届けるというのが私は大事だと思っています。
手書きかどうか、AIで作るかどうかに関わらず、まずは自分のLINEスタンプを使ってもらうきっかけを作るのが重要です。
私もBrainの中でも紹介していますけれど「埋もれるかどうか」を心配する前に、私がずっと大事にしているのは「まず最初に10人に配る」という戦略です。
これは7年前、最初にスタンプを出したときから続けているやり方で
120円のスタンプを10個、自分で買って配る
自分に入る売上は1個30円×10=300円
実質900円の出費で、確実に10人に届ける。
ポイントは「仲良しな人」ではなく「LINEスタンプをよく使う人」に配ること。「LINEスタンプ作ってるなんてすごいね」と言われたら、その瞬間に「プレゼントするから使って!」と伝えるようにしています。
大抵そう言うと、「そんなの悪いよ!買うよ」と言ってもらえるですが、使ってくれることが一番の宣伝になるので、「プレゼントさせて!その代わり、たくさん使ってもらえると嬉しい!」
と言うようにして、身近な人に配ってきました。これ地味ですけど、結構効きますよ。
あまりLINEスタンプを新しくダウンロードしたり購入することがない人にとっては、新しいスタンプって結構喜ばれるんですよね。
AIを使うか・使わないかの「2択」で考えるのはもったいない
さて、LINEスタンプに限らず、AIによってコンテンツを大量に、そして爆速で作れるようになりました。
もちろんクオリティも高くなっています。
そのような状況にあってどちらを選ぶかです。
「AIは勝てない」「AI使ってる人たちに埋もれからもういいや」とやめてしまう
自分のスタイルにAIを掛け合わせてコツコツ続ける
後者を選んだ上で、「ここまでは自分の手でやる」「ここからはAIに任せる」という配分を自分で見つけられる人が、これから勝つと思ってます。
たとえばネタ出しはAIに任せて、実作業は自分の手で、最終チェックはまたAIに、といった使い分け。
使うAIもChatGPTなのか、Claude Codeなのか、Antigravityなのか、選ぶツールも重要です。そのプロセスを発信したり教材に繋げていくのが良いですね。
AIなしの時代を地味に頑張ってきた人ほど強い
私がLINEスタンプを最初に作ったのは7年前のことですが、今に至るまでかなり色々なタイプのコンテンツ発信をやってきました。
ブログ、YouTube、ショート動画、インスタなどなど。
AIがない時代から地道に発信を続けてきた経験は、絶対に無駄になりません。むしろ「ここは自分でやった方が早い」「ここはAIに任せた方がいい」という判断ができるのは、自分の手を動かしてきた人ほど強いです。
私自身、元々iPadで手描きをしていた人間で、ヒットしているだじゃれスタンプは全て手描きです。だからこそ、LINEスタンプをAIで作ろう、ではなくてBrainでは「手描き×AIのLINEスタンプ教科書」という形に落としこみました。
これは自分が積み上げてきた「手描き」にAIを掛け合わせたからこそ、教材として成立したと思っています。
ゴールデンウィークには「Brainを参考にして親戚の子どもや家族と一緒にスタンプを作りました」という報告をいただきました。
LINEスタンプ制作のノウハウが「AIだけ」によるものだけだったら、こういうことは難しかったんですよね。自身のBrainに手描きという要素を入れてよかったなと思いました。
「プロセスそのもの」がコンテンツになる
「AIを使って〇〇ができました」という成果のところが注目されがちですが、発信者としては「今までAIなしでやってきたことを、今AIありでやってみています」というプロセスの部分を発信で見せていく、これが非常に重要だと思っています。
後に教材などを出すときも、この試行錯誤のプロセスが他の人から見えていた方が、絶対にいいと思うんですよね。
そういった変化の過程も、価値ある発信になると私は思っています。成果を発表するだけの発信ではなくて、
「今まで地道にこうやってきたけど、AIを使ってこう変わった」
「AIに任せるよりも、ここは自分でやったほうがよさそう」
「この部分をAIに任せたらうまくいった」
こういう試行錯誤のプロセスそのものが、その人らしいコンテンツになるんですよね。「100%AIに任せているわけじゃないんだけど」という事実も、見ている人にとっての参考になりますよ。だから、やっていることをそのままどんどん発信していくのがおすすめです。
まとめ
手描きの「AIじゃない感じ」は今むしろ強みになる
まずは身近な10人に確実に届けてみよう
AIか手作業かの「2択」ではなく「配分」を自分で見つける
AIなしの時代に地道に発信してきた経験は絶対に無駄にならない
試行錯誤のプロセスそのものが、その人らしいコンテンツになる
AIを敵にするのではなく「味方」につける発想が大事
AIを使うか使わないか、ではなく、自分が積み上げてきたものとどう掛け合わせるか。
そこにこそ、その人らしさと最大の差別化が生まれます。
一緒にコツコツ、自分らしく続けていきましょう!
この記事はnoteに掲載した記事を転載しています。
