マナミです。

SNSで発信をしていると、どの媒体でどんな内容を届けたらいいか、悩むことがあると思います。今回は、私が実践している「情報の濃さを使い分けて発信する」という考え方についてお話ししようと思います。

実は、リールのような短い動画と、noteのようなテキストコンテンツでは、届けるべき情報の「濃さ」が全く違います。この使い分けを意識することが、より多くの人に情報を届け、最終的に自分という人間に興味を持ってもらうための重要な鍵になるんです。

まず、「情報の濃さ」とは何か、というお話からさせてください。私が考えている「薄い情報」というのは、リールやショート動画のような、瞬間的に消費されるコンテンツです。言葉で表現するなら「ペラペラ」とか「しゃばしゃば」といった感じで、情報量は少なく、とにかく分かりやすいことが特徴です。一方で「濃い情報」は、noteの記事やこの音声配信のように、ある程度の時間をかけてじっくりと読んだり聞いたりしてもらうコンテンツを指します。

最近のリールやショート動画では、いかに情報を詰め込みすぎず、メッセージを一つに絞るかが大切だと言われていますよね。でも、ここで注意したいのは、もとになるコンテンツ、つまり「ネタそのものが薄っぺらではダメ」だということです。

たとえ届ける形が薄くても、その根っこにはしっかりとした濃い情報や経験がなければ、人の心には響かないんですよね。大切なのは、ある程度中身の濃い情報を、いかに「良い感じに薄く加工して届けるか」という視点です。なんとなく動画を眺めている人の手を止めさせ、ちょっと面白そうかも、と思ってもらい、最後まで見てもらう。そして、願わくばプロフィールに飛んでもらう。この流れを作るために、あえて最初は「薄い感じで入る」という戦略をとっています。

先日、この考え方でうまくいったかも?という事例があります。少し難しい法律の話をテーマにしたリール動画です。フリーランスとして扶養内で働きたい場合、これまでは年間の所得が「48万円」を超えないように調整する必要がありました。基礎控除の部分ですね。これが法改正によって「58万円」に引き上げられた、という少し専門的な内容です。このまま伝えても、ほとんどの人はスルーしてしまいますよね。

そこで私は、動画の冒頭のテキストを「1ヶ月で5万円稼いだらアウトです」という、フックにしました。これは58万円を12ヶ月で割ると約4.8万円になる、という単純計算から来ていますが、実際フリーランスは年間の合計所得で判断するので、月に5万円以上稼いでも経費分を計上すればOK。このリールは「保存」を狙って作ったのですが、結果的に保存数が伸びて、私のアカウントの中では比較的良い反応を得ることができました。

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このリールで私が一番伝えたかったメッセージは、「知ってるだけで人生は選べる」ということです。扶養の仕組みや働き方の選択肢は、知っているか知らないかで大きく変わってきます。スーパーのレジでパートをしている方が「もっと働きたいけど扶持の壁が…」と悩んでいる時に、フリーランスという働き方を組み合わせれば、その壁の考え方が少し変わるかもしれない。こうした可能性を届けたかったのです。でも、その想いを最初から長々と語るのではなく、まずは「5万円稼いだらアウト」という薄い情報で興味を持ってもらい、そこから本質的なメッセージにつなげていく。この情報の濃淡の使い分けが、うまくいったポイントだと分析しています。

このように、ショート動画ではたくさんの情報を詰め込むことはできません。だからこそ、どのポイントに絞って伝えるか、という「台本作り」が非常に重要になります。

最近は、他の発信者の方々も、税金や法律といった専門的な話を、分かりやすい切り口でリールにしているのをよく見かけます。やはり、最初のフックで「おっ」と思わせて、そこから少し専門的な内容に入っていくという構成が、今のトレンドなのかもしれません。

発信を続ける中で、私自身の考え方にも変化がありました。以前は、SNS運用サポーターという自分の仕事に直結するような「SNS運用のコツ」みたいな発信をしなければ、と少し気負っていた時期がありました。でも、それを意識しすぎると、かえってリールが作れなくなってしまったんです。

そこで今は、無理に自分の商品とコンテンツを直結させるのはやめました。まずは、在宅で働くフリーランスの方に役立つ情報を、法律の話、ガジェットの話、そして3人の子どもを育てる母親としてのリアルな日常など、幅広く発信していく。そうして「マナミ」という一人の人間に興味を持ってもらい、その上で、音声配信やnoteのような「濃い情報」を届ける場所で、個別サポートのようなサービスに興味を持ってもらえたらいいな、という考え方にシフトしています。

つまり、リールのような「薄い情報」は、存在を知ってもらうための入り口。そして、音声やnoteのような「濃い情報」は、より深く私のことを知ってくれた方とのコミュニケーションの場、という使い分けです。

今回お話ししてきた「情報の濃さを使い分ける」という考え方は、一つのネタを様々な形で活用する「1ソースマルチユース」にも繋がります。もとになる濃い情報(ネタ)が一つあれば、それをリール用に「広くわかりやすく」、note用にもっと深掘りして解説したりと、自在にアレンジできます。そうすることで、発信全体に一貫性が生まれますし、「ネタ切れで何を発信したらいいか分からない」という悩みも、きっと軽くなるはずです。

SNSでの発信は、すぐに結果が出ないことも多く、難しく感じるかもしれません。でも、大切なのは、届けたい相手に、届けたいメッセージを、最適な形で届ける工夫を続けることだと思います。そのための一つの方法として、情報の「濃い・薄い」を意識してみてはいかがでしょうか。まずは広く知ってもらうための「薄い」発信、そしてファンになってもらうための「濃い」発信。この両輪をうまく回していくことで、あなたの発信はもっと多くの人に届くようになるはずです。

週末も、一緒にコツコツ頑張っていきましょう!


●本記事は音声配信の文字起こしです

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この記事はnoteに掲載した記事を転載しています。