マナミです。

つい昨日、「保育士になりたい人が減っている」という話を知り合い(保育士養成校の先生)に聞いたんですよね。

私自身、元々幼稚園の先生や保育園の管理職をしていましたし、保育士を養成する大学の仕事にも少し関わっていました。そして今は、フリーランスであり、3人の子どもを育てる母でもあります。

様々な立場からこの問題を自分ごととして捉えていて、色々と考えさせられることがありました。

もともと保育園や幼稚園の経営をしたいと思っていて、いつか自分の事業としても保育関連のことはやっていきたいと思っているんですよね。

先日、大学で保育士養成に携わっている恩師と電話で話す機会がありました。その先生がおっしゃるには、そもそも「保育を学ぶための大学や学部に入りたいという学生の数が、すごく減っている」そうなんです。「保育士になりたい」とロマンを持って入学する学生が減っている、という話を聞いて、色々と考えさせられました。

もちろん、お給料の問題や体力的なきつさなど、ロマンだけでは続けられない厳しい現実があるのは事実です。

私が先生を目指した頃とは違い、今は働く選択肢も多様化しています。その中で、あえて保育士を選ぶには、よほどの理由がないと難しい時代・・・なのかもしれません。

元々、保育の現場は離職率が高い傾向にあります。多くの場合、結婚や出産といったライフイベントを機に現場を離れ、そのまま戻らない「潜在保育士」になるケースが多いんです。実は、私もその一人です。

しかし、問題はもっと深刻で、「そもそもなりたい人が減っている」という点にあります。

この状況を打開する一つの有効な手段として、私は「保育園や幼稚園が副業をOKにすること」がひとつの鍵となると考えています。もし私が園を経営するなら、職員の副業は認めたいなと思ってます。

例えば、保育士として時短パートで働きながら、空いた時間でフリーランスとして自分の事業をやる。そうすれば、収入の問題も解決しやすくなりますし、働き方のバランスも取りやすくなるのではないでしょうか。

ただいざ自分が園長の立場になって考えてみると・・・その難しさも見えてきます。例えば「私、実はYouTuberなんです」という人が面接に来た時、果たしてすぐに採用できるでしょうか。私自身が顔出しで発信している立場ですが、それでもやはり身構えてしまいます。

もしその職員がネットで炎上でもしたら、園の責任問題になり、保護者から「こんな人が子どもに関わっていいんですか」とクレームが殺到する未来が容易に想像できてしまうからです・・・。

また、お給料の問題で言えばそもそも保育園は、職員の給料を上げたいと思っても、保護者からいただく保育料を簡単に値上げできる構造にはなっていません。保育園やこども園の場合は保育料は保護者の所得に応じて決まるため、園側の都合だけではどうにもならないのです。これって他のビジネス・サービスと大きく違う点ですよね。

そう考えると、保育士がお給料を上げたいと思ったら、結局は「自分で稼ぐ」しかない。つまり、副業という選択肢に行き着くわけです。

ここで「AI」が活きてくる可能性もありそうだとは思っています。AIを使えば、事務作業を効率化し、保育士が子どもと向き合う時間をもっと増やすことができます。

ただ根本的な給料問題を直接解決するわけではありません。

「保育士になりたい人が減っている」という問題は保育士自身が「副業」という選択肢を持てる環境を整えることが、一つの鍵になるのではないかと思います。しかし、そこには経営者側のリスク管理や、保育料の構造的な問題など、様々な壁が存在するんですよね。このあたりのことを一つずつ解決していく必要があると思います。

今、SNSを見ていると「子どもを預けて親はスーパーに行っていいのか」とか「小学校が朝ごはんを用意するのはどうなんだ」とか、色々な意見が溢れています。

それを見るたびに、私は「なぜ、そうせざるを得ない状況なのか」という、親の働き方や社会の側にもっと目を向けるべきだと思うのです。

子どもにとって、親にとって、そして保育士にとって、何が一番良い選択なのか。様々な視点から、考え続けていきたいと思っています。


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この記事はnoteに掲載した記事を転載しています。